飲食業界ニュース

2012.04.06

「飲んべいによる飲んべいのためのラーメン」をウリにする 博多「麺屋一矢」の味を継承する「練馬一矢」が練馬駅前にオープン!

東京を代表するベッドタウン、西武池袋線練馬駅から徒歩2分の路地に本場の九州とんこつラーメンが味わえる店「練馬一矢」が2月10日オープンした。運営会社は、2006年人材紹介会社として起業したToBeサーチ。
 

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不況による求人・就業率の低下も手伝って、2009年同社は本業の人材紹介業に加え、ゼネコン出身の社長・丹後崇氏が不動産部門を、エンターテインメント系企業出身の取締役・黒田慶一氏が飲食部門をスタートさせた。その1店舗目としてカジュアルフレンチ「Bon Courage(ボン・クラージュ)(東京都練馬区練馬1-6-18)」を開店し、「練馬一矢」は2店舗目となる。

 「弊社のコンセプトは地域のOnly One。たまたまオーナーさんからオファーを頂いた物件が練馬駅前ですが、もともと練馬出身で土地勘があり、このエリアに必要な業態を絞り込めたことが、開店を踏み切るきっかけになりました。今回、『練馬一矢』を開店させた場所は、特に居酒屋やスナックなど飲み屋が多い地域なので、必ずラーメン店のニーズがあると思い社内会議で話し合ったところ、満場一致で社員旅行で行った福岡県博多・中洲『麺屋一矢』のようなラーメンを作りたいということになったのです」と黒田氏。
 

【写真左】「ここにしかない味を是非一度お試し下さい」と店長。

nerima_20120402_02.jpgすぐさま博多へ飛び、社員思い出の「麺屋一矢」でその味を再確認。変わらぬ味わいに感激し、その場で「のれん分けのため、社員を修行させてくれないか」と申し込んだ。そのとき、「麺屋一矢」の店主は、突然の申し出に驚いたものの、「仕事が終わったら飲みに行きませんか?」と快く対応してくれ、酒席で意気投合。店主に気持ちが通じ、研修中の給料、住居などをTobeサーチが負担する形で社員2名を「麺屋一矢」へ修行に出し、その1年後、のれん分けを許された。開業資金は社員の修行代、厨房設備費などを含めて約1,200万円。物件は居抜きではなかったが、元々更地だったところにオーナーと話し合いながら店舗を建設することが可能だったため、余分な経費を削減することが出来た。

【写真上】カウンター7席、テーブル席4席の計11席。ラーメン以外にも鳥頂天(とりめし)200円やTKG(玉子かけごはん)250円も人気がある。

同店のラーメンは、味のバランスが良く、とんこつラーメンなのに毎日食べられるというのが特徴。しつこくなく、くさみもなく、飲んだ後のシメには最高。つまり「飲んべいによる飲んべいのためのラーメン」というのが本店である「麺屋一矢」のコンセプトだ。今回、練馬店には、ベーシックなとんこつ白ラーメン(750円)と、香り豊かな焦がしニンニクの油が入ったとんこつ黒ラーメン(750円)の2種類が登場。どちらも博多本店の店主こだわりの天かす入りで、「麺屋一矢」秘伝の味を継承している。まだオープン1ヶ月程度だが、22時を過ぎると閉店まで行列が続くというから、かなり好調な滑り出しだ。また博多出張で本店のファンになったという客が評判を聞きつけて、遠方から通ってくるなど、インターネットの口コミも集客につながっていると言う。夜が好調なだけに、昼の集客が同店にとっては今後の課題だ。

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またチェーン展開について、黒田氏に伺うと「他のエリアに『練馬一矢』ののれん分け店を出すことも視野には入れていますが、基本的にはニーズがあるのに、今現在そのエリアにない業態を狙っています。よって、その業態が九州とんこつラーメンと判断すれば練馬一矢を、物件やエリアによってはさらに別業態にチャレンジする可能性も十分にあります」とのこと。独自の戦略とエリア分析で現在、2店舗を成功させているTobeサーチ。今後も同社のビジネス展開に注目していきたい。

【写真右】居酒屋やスナックが立ち並ぶ飲食街に位置しているため、深夜には行列する。

(文と写真:黒田みいこ)


【練馬一矢(ネリマイッシ】

住所 東京都練馬区豊玉北5-17-1
アクセス 西武池袋線練馬駅中央口、都営大江戸線練馬駅A1、A2出口より徒歩2分
電話 03-5912-1435
営業時間 11:30〜15:00(LO)、17:30〜1:30(LO)
定休日 月
席数/坪数 11席/9.23坪
客単価 900円
売上目標 月商450万円
開業資金 1,200万円
運営会社 株式会社ToBeサーチ
URL 4月中に公開予定